原田マハって何者だ!『生きるぼくら』がすごく良くて,
もう1冊読んでみようってことで,
今回は『キネマの神様』ギャンブルで借金だらけのダメ親父。
その娘で,仕事に挫折したキャリアウーマン,
おろおろしてばかりの母親。
そして彼らの周りの愛すべき人々。

もう後半は,サスペンスでもないのに,
ハラハラドキドキ。夜中まで一気読み。そして,
「終わらないでくれ,もっと読んでいたい!」そう叫んでいました。
心温まる感動作・・・。おすすめです。
05月14日(火)21時02分|原田マハ
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もともと時代小説中心の私ですから,
乾ルカさんの作品は初めて。
舞台となるのは,てふてふ荘という名のおんぼろアパート。

ただ,てふてふ荘は,おんぼろというだけではなく,
なんと,幽霊が住んでいた!もちろん,恐くて夜中にトイレに行けないという,
そういうたぐいの本ではありません。
1号室から6号室までの住人と幽霊,そして管理人。
う~ん。
何がいいというわけではありませんが,
なんとも不思議な読後感。
たぶん,乾ルカさんの作品,
もうひとつ読むことになりそうです。
05月07日(火)21時03分|乾ルカ
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じわ~っと,心地よい感動が広がります。
タイトルがいいんですよ。「自然と,命と,自分たちと。
みんな引っくるめて,生きるぼくら」

意地悪い言い方をすれば,
農業は,そんな甘いモンじゃないよ。
人間なんて,そう簡単に変われないよ。
てことになるんでしょうが,だからこそ,
小説というかたちで応援するんですね。農業を素材にして,人間の再生と成長を描いた作品。
こういう作品を書いてくれた原田マハさんに感謝です。
04月03日(水)21時15分|原田マハ
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三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』
サブタイトルは「栞子さんと奇妙な客人たち」
話題になってるのは知ってました。
ドラマにもなったみたいだし。
でもね~,この表紙が・・・・。
これって,女子中高生向けでしょ!読んでみたら・・・・,やっぱりな。
激甘で軽くて,女の子が喜びそうだわ,
て思ってたら,途中から・・・・,
おやっ,これ,けっこう面白いじゃん!4巻まで出てるそうです。
う~ん,2巻以降が気になるわ。
03月23日(土)19時54分|三上延
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松井今朝子さんの三部作。
その完結編が,『道絶えずば,また』

第1作『非道,行ずべからず』
第2作『家,家にあらず』
第3作『道絶えずば,また』
江戸中村座を舞台にした歌舞伎に生きる人々の,
葛藤や愛憎,そしてミステリ-。
三部作ですが,どの順番で読んでもOKです。

第2作を読んでいたのが昨年暮れ,
中村勘三郎さんの訃報に接し,
そして今年になって,第3作を読み始めたときに,
今度は市川團十郎さん。
この3部作にも,何代も前の勘三郎や団十郎が登場しますが,
江戸時代から脈々と受け継がれてきた芸道。
次はお子たちの番ですか。
03月11日(月)16時39分|松井今朝子
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