『闘将伝小説立見尚』読了。最初から最後まで戦闘場面の連続。それを最後まで飽かせず読ませるのは、豊富な史料に裏付けされた史実性の高さがあるからだろう。でも、だからどうなんだ?って感じ。立見尚文という人の人物像が伝わってこなかった。
幕末の志士を描いたものとしては、司馬遼太郎の『燃えよ剣』があげられる。たしかに面白いが、心に沁みるのは無名ながら必死に生き抜いた人物を描いたもの。一番は浅田次郎さんの『壬生義士伝』だろう。
12月03日(土)11時26分|中村彰彦
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