山本さんの『だいこん』を読み始めた。
最近『ほうき星』『菜種晴れ』と女性を主人公にした作品を読んだが,どちらも気持ち良く読めた。
女性が主人公といっても,山本作品らしい「男だて」の場面も随所に用意されている。
何より女性主人公が自分で生きていける「技」を持っており,自分や世間に甘えていないのがいい。
この『だいこん』も主人公の「つばき」を応援しながら読んでいる。
02月25日(土)18時38分|山本一力
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佐伯さんの作品を最初に読んだのは『密命』だった。書店の時代小説売り場で偶然手に取りページをめくってみると,なんと主人公金杉惣三郎が剣の修行をした川が私の地元を流れている川の名ではないか。これは読まないわけにはいかないと思い読むようになった。
それ以降『悪松』『夏目影二郎』『吉原裏同心』『居眠り』『酔いどれ』『交代寄合』の各シリーズを読むようになった。なぜか『古着屋』と『鎌倉河岸』は1冊も読んでいない。
各シリーズのうち『居眠り』と『酔いどれ』を除くと『吉原裏同心』が10作まで,『密命』は5作まで。あとは2~3作で読まなくなった。
『居眠り』と『酔いどれ』を長く読んできたのは,どちらも主人公が読んでいて応援したくなるキャラクターだったから。でも,今やその面影はなくなってしまった。
02月25日(土)15時43分|佐伯泰英
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『酔いどれ』シリーズは,最初は面白かったのに。
孤軍奮闘する小藤次を江戸の人たちと一緒に応援したものだ。
ところが,もういけない。応援しようという気にならない。なぜなら,もう彼には応援はいらないから。
あまりに強くなり,同時に謙虚さが口先だけになってしまった。まわりにちやほやされるとそれも道理か。なるほど,そう考えればいいのか。
02月25日(土)13時02分|佐伯泰英
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