今井絵美子『美作の風』(ハルキ文庫)
今井さんの作品は『立場茶屋おりき』シリーズの,
初期巻を読んだはずなのですが,なぜかブログ初登場。
おそらく,読書録をつけるようになる以前に読んだのでしょう。
その後,この人の作品を読んでいないということは,
初読の印象があまり良くなかったということか。

武士としての生き方とは?
人としての生き方とは?
この葛藤が,時代小説の大きなテーマの一つです。
でも,どうしても, 藤沢周平氏と比較してしまう。
酷な話です。 そりゃ勝ち目はないですね。
私にとって藤沢氏は,バイブル以上ですから。
この『美作の風』去年の11月に読みましたが,
悪くはないかな,という程度の印象しかありません。
まあでも,それなら 合格点 ですけど。