卒業式シーズンですね。
思い返せば・・・,もう,
35年も前になる,私の高校の卒業式。
その卒業式の何日か前のこと。
帰りのホームルームが終わって,
ぺしゃんこのカバンを持ったところへ,
ズカズカズカっと,他のクラスの生徒3人が私のほうへ。
その3人,いわゆる「不良」と呼ばれていたメンバー。
私の胸ぐらをつかむと,
「わら,おおちゃきいんじゃ!がんきったろ~が!」
一瞬考えました。「3人はヤバイ」
2人なら何とかなるんです。不意打ちに先制攻撃をして,
ひとりをぶっ倒せば,残るは1人。1対1なら何とかなる。
このように1対2の場合は,先に仕掛けるのが鉄則。
ところが3人となると,そりゃ無理だ。どうする?
3人は階段の踊り場に連れ込もうとします。
そうなるといよいよヤバイ。
不利な戦いは,明るく人が大勢いるところでしなければ,
いよいよ不利になる。そこで,
「なんちぃ,こんやた~,まーいっぺんゆうちみい,」
でかい声で思いっきり威嚇。
すると回りに野次馬が集まってきます。
3人は仕方なく,
「卒業式ん日ィ,おぼえちょけよ,ちぃまわすきの~」
と捨てゼリフを残して帰っていく。
こっちも負けじと,
「ど~くんな,おまいどぉが,ちぃまわさるるんじゃ!」
とりあえず,この場は逃れたものの,卒業式の日どうする?
よし,悪友2人と作戦会議だ。
つづく