
めったにない、土日連休。
でも、奥方様は土日とも休日出勤なので、
私一人での山行とあいなりました。

抜群の透明度の中、阿蘇五岳もくっきり。
噴煙はほとんど見えませんね~。

その右側に浮かんでるのは?
ず~~~む!

雲仙岳であります。
九重連山や阿蘇山は九州のほぼ真ん中あたり。
そこから有明海の向こうの雲仙岳が見えるんです。
それほど今日の透明感はすごいということ。

牧ノ戸登山口から、超ゆっくりペースで歩くこと1時間半。
本日のお目当て、星生(ほっしょう)山。
手前の岩山を巻くように登って、尾根を歩きます。

ずーっと先まで尾根が伸びてて、
ほとんど屏風みたいな山なんです。

以前は、久住山に登る途中にこの星生山に登ったんですが、
本日は、いざというときの介護人(奥方様)がいないので、
安全策をとって、星生山のみなのです。

うわぁ~、こりゃきつそう!
よじ登りながら見下ろすと、
湿地帯の中に池塘とよばれる池が。

そして右に目をやると、
久住山の三角錐が。

その姿に励まされるように、
なんとか尾根にはい上がってきました。

このあとは、けっこう斜度はあるものの、
秋の訪れを感じながらの草尾根歩き。

さあ、いよいよ頂上間近。

ふぅ~、着いたど~~~。

周囲を見渡せば、まさに絶景かな。
右から久住山、稲星山。2つならんで天狗ヶ城と最高峰中岳。
左奥が大船山。

北に目をやれば、奥に大船山と平治岳。
三俣山の左奥の双耳峰は由布岳。

真ん中の盆地が湯布院。

んっ? このむき出しの山肌は?
この山の名は硫黄山。

九重連山は火山なんです。
東に続く岩尾根の巨石も、かつての大噴火の噴石。

そして今もこうして噴煙が。

そういえば、去年、この星生山に登ったのは、
御嶽山の惨事の直後でした。あれから1年。
こうして無事に山行できることに感謝です。

さて、この眺望を楽しみながらのランチは・・・、

いつかはクッカーとやらを使って、
山料理に挑戦したいんですけどね~。
食後のコーヒーも堪能して、

名残惜しいけど、そろそろ下山の時刻に。

いつまでも見ていたいけど・・・・、
下山ルートは頂上付近から、一直線の急降下。

登路脇にはリンドウの花。

そしてこれが、本日見納めの久住山。

振り返って見る本日の稜線。

やがてこの景色が紅葉に染まります。

単独行をよくがんばったご褒美がいつものアイス。

そして、忘れちゃならない奥方様へのおみやげがこちら。

感謝感謝です。