とは言うものの,実は「わおー,読むぞ~」というわくわく感はあまり感じないんですね。
買ってもしばらく本棚に置いておいて,他に読む本がなくなってきたときに「あっ,『しゃばけ』があったんだ!」という感じなんです。
劇的な展開があるわけではないし,スカッとしたヒーローが登場するわけでもないので,ついつい後回しになってしまうんですね。
でも,読み始めたらハマってしまうんです。決して大笑いするわけではないんだけど,思わずクスッとなる表現がたまらないですね。「これって現実ではあり得ないよな」とわかっていても「もしかしたら・・・」っていう,妙な現実感があるんですね。だから,このシリーズを寝る前読んだら「夜中に鳴家が出てこないかしら」とか妙な期待感が生まれたりするんでしょうね。
何かほんわかしたこの雰囲気,あくせく仕事に追われている自分を忘れさせてくれます。