by真兵衛
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岩井三四二『城は踊る』読了

岩井さんの『城は踊る』を読んで思い浮かんだ言葉は『傾国の美女』
では,傾国の美女ってどういうタイプの女性なんでしょうか。
純真可憐な美少女?
それとも,妖しい輝きを放つ熟女?

もともとは絶世の美女をたとえた言葉ですが,雰囲気的には国を滅ぼす原因になったり男を破滅させた女性,つまり後者のイメージを感じます。
たとえば,だれ?
まず思い浮かぶのは「楊貴妃」
高校の漢文で習いました。はっきり記憶に残っているのは,
「池の畔で死んだ彼女を抱きしめて名前を呼び続ける年老いた玄宗皇帝」という場面。
ところが,この白居易の『長恨歌』を読みかえしたら,似たような場面はあるものの名前を呼び続ける場面は見あたらない。たしか名前を2回繰り返したはずなのに,それも1文字の名だったような。
さらに調べて,そっかー,これだ!

『虞美人』
「力山を抜き、気は世をおおう。時に利あらず騅ゆかず。騅ゆかざるを如何せん。虞や虞や汝を如何せん」
暗記させられました。項羽と虞美人の四面楚歌での別れの場面。
どういうわけか,「項羽と虞美人」と「玄宗と楊貴妃」がごっちゃになってしまったようです。
何のために暗記したんだか。

ところでこの『城は踊る』に登場する女城主「麻喜殿」が,妖しい輝きを放つ熟女かというと,う~ん,ちょっと足りないような・・・。

真兵衛
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