by真兵衛
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藤原緋沙子『すみだ川』江戸時代にシンクロ?

『渡り用人 片桐弦一郎控』シリーズの第4巻。読了。

『すみだ川』というタイトルのとおり,そのまま隅田川が舞台。
隅田川での上様上覧の水練大会に出場することになった貧乏藩。
その貧乏藩の「何とか優勝して賞金をもらいたい」という切実な願いから,
その水練チームのコーチを引き受けるようになった主人公。

よくもまあ,そういう設定を思いついたモンです。

1位から順に賞金が出るとか,餅食い競争とか,上様上覧の水練に「それはないでしょ!」
昔あったちょっとエッチな『芸能人水泳大会』じゃないんだから。

なかにはシンクロみたいなものまであって・・・。

初心者はビート板? 

ところが

Hokusai-MangaBathingPeople - コピー

この『北斎漫画』に描かれている様子を見ると,
浮き袋があるんですね。
木に伝わって潜ったり,水中でポーズをとったり,

このシリーズ,第3巻までは出来がよく,楽しみにしていたんですが,この4巻は,ちょっとおふざけが過ぎたかなという印象。
でも後半は,それなりに締まった展開で,この貧乏藩の内紛を解決。

さらに,主人公の妻と義父の自死,藩改易の謎,姫様の行く末・・・。

うまいよな,次回作も読ませる布石をちゃんと打ってあるんだから。

真兵衛
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