by真兵衛
  • Comment:0
  • Trackback:0

畠中恵『こころげそう』切ないけどあたたかい

畠中恵さんの『こころげそう』読了。

『こころげそう』ってどんな意味なんだろうと思ってたら,
冒頭にちゃんと書いてくれてました。

心化粧(こころげそう)
「口には言わないが,内心恋こがれること」(江戸語辞典)

なるほどな~,心に化粧するとか,江戸の人たちって粋なこと言いますよね。

江戸時代を舞台にした時代小説は,こういう江戸言葉とか江戸っ子の粋とか,
そういう江戸らしさが感じられるかどうかにかかっていると思います。

この『こころげそう』
「主人公の下っ引き宇多が思いを伝えられぬまま謎の死をとげた於ふじ。その於ふじが幽霊になって・・・幼なじみの男女9人を巡る謎めいた事件と切ない恋模様」

ラストはきっと切ないだろうな,と思った通り。

でも,その切なさは,とてもあたたかいんです。
それぞれの一歩を踏み出したみんなを,応援しながら読み終えました。

「生きる」って,それだけで,希望を持つっていうことなんですね。

真兵衛
Posted by真兵衛

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply