佐伯泰英『政宗遺恨』
「酔いどれ小藤次」 シリーズ第18弾。
チャンバラヒーロー には,
ふた通りのタイプがあると思います。
○長谷川平蔵のような,絶対自分はそうなれないが故のあこがれ。
○酔いどれ小藤次のような,俺でもなれるかもしれないという親近感。
酔いどれ小藤次,剣の達人でありながら,
出世にも金にも女にも欲のない,市井に生きるオヤジ侍。
それがなにか ウソっぽく 感じるようになってしまった。
そう感じるようになったということは,
親近感を持てる存在ではなくなってしまったということでしょう。

まあ早い話が,私が,
小藤次ファンでなくなってしまった ということ。
初期の5~6巻までは,十分楽しませてもらいました。
でも,これ以上読むのは,もう無理です。
さらば,酔いどれ小藤次!